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恋の記憶と本が織りなす傑作恋愛ミステリー
AI研究者の南雲薫は、15年ぶりに、元恋人からの電話を受ける。彼女は“リセ”の名で活躍する人気イラストレータになっていた。銀行の頭取だった父親が亡くなり、私生児の彼女に遺されたのは、函館にある一軒の家。その家にあるはずの、父が描いた彼女のポートレイトを見つけてほしいと南雲は依頼される。現地に赴くと、そこはアトリエではなく“書庫”だった。南雲は学生の佐伯とともに絵を探し始める。
綺麗に終われなかった恋の記憶と幾千の本が織りなす、切なくも驚きに満ちた恋愛ミステリー。
『未必のマクベス』著者による傑作長編!
他人の込み入った人生や恋愛についての小説を一心不乱に読むくらいには、僕の人生もまた込み入っているのだなと安心しました。
――ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文(ミュージシャン)
早瀬さんにしか書けない美しさ、透徹さを、わたしは愛している。
――池澤春菜(声優)
【編集担当からのおすすめ情報】
新刊が待望される著者、8年ぶりの長編小説です。
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