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「フランス人の『成熟』という人生の愉しみ方が、読者のみなさんのライフスタイルのヒントになればうれしいです」
シンプル思考で、世界中にファンを持つドミニック・ローホーさんが、限りある時間だからこそ身につけておきたい「成熟のセオリー」を提案します。
多くの方は、30代の10年は子育てや仕事で予想以上に早く過ぎたと感じ、40代になると何かし残しているのではないかと思いだし、50代では元気なうちにと、することが多く、人生というのはあっという間だと思い始めます。
そんな限られた貴重な時間だからこそ、今という人生のひとときを楽しく、より深く味わいたい。そのための考え方や実践的なアドバイスを、ドミニックさん自身の習慣も交えてお伝えします。
たとえば、いつも生き生きしているひとりの高齢のご婦人に、その秘訣を聞いてみたエピソードでは、そのご婦人が「私はこの世の中を、大きめの服を着ているように生きているのよ」と教えてくれました。
体を締めつけるきつい服ではなく、ゆったりとした服のように、自由に楽に優しく生きること、その生き方は年を重ねるごとに学んだというのです。
これならば私たちにもできるのではないでしょうか? フラストレーションのもとになっている嫌な仕事や、義務ではないけれど、しなくてはならないことなどを手放していくのです。こうしたことも成熟のセオリーのひとつです。
〈目次より〉
第1章 バラの香りがかすかに残る手の人に
第2章 今日は限りある人生を始める最初の日
第3章 人の目から離れて、自由になる
第4章 おつきあいの習慣を変えるだけ
第5章 自分らしさこそシンプルの極み
第6章 プレーンであり、アウトサイダーであること
第7章 豊かな暮らしを選ぶ目をあなたへ
第8章 生きていくエネルギーを満たす
第9章 上質な人生は「気づき」から始まる
第10章 孤独が内面の豊かさを育む
第11章 「極楽とんぼ」である秘訣
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