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「自分が志望する学校に合格できれば、地元を離れ新しい友人や教師などとの新しい出会いがあり、そこで一気に不登校の問題が解決する事例を数多く見てきました。
現代社会における「受験」という競争に、いま「不登校」の子どもたちが、どの時期にどう立ち向かえば有利に働くのかというヒントと気づきを読者のみなさんに提供できれば幸いです」~本文より。
全国の小中学校の不登校生徒数は19万6127人(2021文部科学省発表)。
高校生の不登校は5万人前後といわれています。もはや「不登校」は特別な事例ではありません。
しかし保護者の方々にとっては、「なぜ、うちの子が…」と社会のレールから外れてしまうことに対して大きな不安を抱えてしまうのではないでしょうか。
それは子どもも同様です。学校には行けない、しかし自分の将来はどうなってしまうのだろう?という不安を抱えているものと思います。
本書は不登校からの進学、そして大学受験までの道のりを紹介しています。
日本の教育制度においては、実は数年間不登校であっても、想像よりも不利は少ないのです。みなさんが思うよりも進学についての選択肢は数多く存在しています。
将来への不安は、選択肢を知ることによって解消することができます。
例えば小学生であれば、中学受験に不登校の不利はほとんどありません。
中学生の場合、全日制高校受験は「内申書」の存在のため、多少の不利が存在しますが、今は「内申書」がほとんど問題とされない高校も多く存在していますし、高校に行かなくても「高卒認定試験」に受かることにより、大学受験できます。「高卒認定試験」はそれほど難しくありません。
大学受験では一部の推薦入試を除けば「不登校」による不利は存在しません。
このような事実を知ることによって、子供の不登校に対して、落ち着いて「長い人生の一時的な道草だ」と対応できるのではと思います。
もちろん、大学進学だけが人生ではありません。子どもにやりたいことが見つかれば、その道を進めばよいのです。
進学とは、やりたいことが見つかるまでの時間的な猶予を得るためのひとつの手段です。
子どもの未来に向けた選択肢を知り、あせらずに不登校に対処して頂くための1冊です。
不登校がメリットに変わる本書のおもな内容
「「受験」が不登校を解決した」
「不登校だからできた受験の成功実例」
「不登校問題の現状を整理する」
「不登校の子が通える教育機関」
「不登校からの「受験」ガイド」
「公立学校が抱える不登校の構造的要因」
「不登校の子に合う学校を見抜くポイント」
「教育機関の選び方と具体的な指導方法」
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