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"* 本書の原書はTopics on Creating Innovations for Graduate Students (2021/9/3, 博英社)です。
本書は、編著者が序文で述べている「教員になったばかりの頃は、大学院生に何をどのように教えればよいのかよくわからない状態でした。」という問いに対する一つの解の集大成です。
高等教育機関である大学院教育の意義は、専門的知識・経験を有する教員からの適切なインプットを受け、学生自身の持つ既存のコンテクストをアップデートし、更に知識を深めていくことであると考えています。特に大学院で学び始めようとする初学者の学生に対して、何をどのようにインプットするかは非常に重要となります。
本書は、イノベーションと創造性の研究に関する理論的背景を理解するために、足掛かりとなる数少ない書籍であり、多くの学生に刺激的なインプットを与えてくれるものと確信しています。
英語が堪能でない読者は、まず副読本であるこの翻訳版で、イノベーションと創造性研究の全体像を把握、理解し、その上で原書および参考文献を読み進め、理解を深めることをお奨めします。また、本書は大学院の学生のみならず、企業に勤務する社会人にとっても有用であると考えています。特に企業で人材育成を担う中間管理職は、従業員の創造性を高める理論的な背景を理解し手を打つことで、日々のマネジメントの質が格段に向上する可能性を秘めています。
私たち一人ひとりが、生まれながらに持っている『イノベーション創出の種子』を開花させるために、本書が、未来を担う多くの読者の知的好奇心を刺激することを願ってやみません。
- 目次 -
CHAPTER 01 Introduction
CHAPTER 02 Topic 1 Knowledge and learning;知識と学習
CHAPTER 03 Topic 2 Flow and creativity;フローと創造性
CHAPTER 04 Topic 3 Theories of Creativity;創造性の理論
CHAPTER 05 Topic 4 Types of Innovation;イノベーションのタイプ
CHAPTER 06 Topic 5 Disruptive Innovation;破壊的イノベーション
CHAPTER 07 Topic 6 Thinking Skills;思考スキル"
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