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●霧の向こうに浮かぶ、英国のもうひとつの貌
?騒霊の家
?死者たちの演出家
?父の例に時計を託す
?夢枕に立った母
?心霊治療、西と東
?ゴースト・ハンター
?マジッシャン
?モスクワで買った帽子
?「アーティスティック」な妻
?終りに――心霊主義と文学について
(「目次」より)
●人間はいつでも得体の知れないものを抱え込んでいる
この本を「スピリチュアリズム」の入門書として読んで下さってもいいし、これらのエッセイが最初に連載された『心霊研究』の発行元である日本心霊科学協会では、そういうふうに見ているようである。
あるいは、この本を、十九世紀末から二十世紀初頭にかけて、産業革命の機械と石炭の歴史の背後に脱落した部分を補う数ページとして読んで下さってもいい。人間はいつでも得体の知れないものを抱え込んで、それを無視したり、軽蔑したりしながら、その力にひきずり廻されているという姿が浮んでくるかもしれない。
また、この本を、ちょっと変った現代英国の旅行記として読むことも出来るだろう。(「文庫の前書き」より)
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