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百の橋がある村サンタマリアには、ある言い伝えがあった。丘の上の「女王の塔」には、昔、となりの国から逃げてきた隠れ人が住んでいた。いまはもういない隠れ人のその魂は、ハヤブサのつばさに乗って、毎年、塔に帰ってくるらしいーー。土地の歴史と家族の過去、消えた母親をめぐる謎をからませながら、一人の少年の成長を描いた冒険物語。「タイムリーでありながら普遍的である」(ニューヨーク・タイムズ紙)、「わたしたちが違いを認めあい、壁をつくるのではなく橋をかけるとき、そこにヒューマニティーが根づくのだと教えてくれる」(書評誌「ブックリスト」)、「難民が置かれている困難な状況、共感をもってその人たちを守ろうとする人々の想いは現代に通じる」(書評誌「カーカス・レビュー)などとして注目を集め、児童図書作家画家協会(米国)のゴールデンカイト賞最終候補作となった感動の一冊!
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