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江戸・東京の古今の地図から、自然地形に逆らわない町づくりの歴史が鮮やかに見えてくる。河川・水道・道路・鉄道などのインフラ発展史をビジュアルに読み解く。等高線と赤色立体地図を通じて江戸・東京を見ると、地形を変える都市改造もあったが、基本は自然地形を活かしたまちづくりがなされてきたことがわかる。明治以降の東京は、その時々の経済や社会などの環境変化を反映しながら大きく姿を変え続けてきたが、東京の市街の主な骨格は、江戸時代から引き継がれ、現代に至っているのだ。古今の地図で確認できる土地利用の変化から、河川・水道・道路・鉄道といったインフラ発展の歴史を叙述しつつ、江戸・東京の発展のプロセスを図解してゆく試み。
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