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『塔の上のラプンツェル』のどこかがゆがめられた“もしも”の物語
病で命の危機に瀕していた王女とお腹の子を救うため、王国中の人々で見つけ出した癒しの力をもつ「黄金の花」。その花をせんじて飲んだ王女は回復し、月のように銀色に輝く髪をもった元気な女の子を産んだ。ラプンツェルと名付けられたその子の髪は、“癒し”ではなく、“命を奪う”恐ろしい力が宿していた。王女は「黄金の花」ではなく、誤って「銀の花」が与えられていたのだ!
魔法の髪でだれかを傷つけないよう、マザー・ゴーテルの管理のもと、18年間、塔に幽閉されるラプンツェル。しかし、自分の誕生日の夜に毎年浮かび上がる光の群れを見にいくため、ついに塔からの脱出を決意する。冒険に同行するのは逃亡者フリンと新米アウトローのジーナ。
さまざまな困難に見舞われる道中で、ラプンツェルは自分の髪に隠された真の力と、想像もつかなかった未来を知ることとなる!
もしもラプンツェルの魔法の髪に命を奪う力があったら?
◎銀色の魔法の花をせんじて飲むことで命を救われた身重のアリアナ王妃
◎生まれた赤ちゃん(ラプンツェル)は花の魔法を銀の髪に宿していた
◎あるとき、その髪にふれたメイドが死んでしまい、ラプンツェルはだれも傷つけないように塔にとじこめられてくらすことに
――18年後、ラプンツェルはついに塔を抜け出す!彼女を利用しようと企む者たちに狙われていとは知らずに
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