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第1詩集
最中はポケットの中で、持ち重りするようだった
背を丸め歩きながら、柔らかな和紙に包まれた最中を、掌でそっと運ぶことを夢想した
(「持ち重り」)
「善悪の彼岸で語ることの魔力に目覚めてしまったというような、知的かつ即物的な新たな才能の出現」(野村喜和夫)、「私たちの現実の平穏のすぐ隣にある不条理のあらゆる姿が、あたかも〈眼〉を向けてくるかのようである」(和合亮一)。淡々と綴られ照らされる、現実の深い裂け目。鋭く日常を切りとる23の詩篇。
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