アインが見た、碧い空。

アインが見た、碧い空。

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
学而図書
著者名
近藤秀将
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2022年11月
判型
四六判
ISBN
9784991209147

"■定価 1,980円(本体1,800円+税)



■小説×解説で、技能実習制度の本質がわかる。



──夢やぶれた技能実習生が、未来を取り戻す物語。

ベトナム中部、フエ。現地の大学を卒業したアインは、金銭の魅力と日本への憧れから、技能実習生として日本で働く道を選んだ。いわれるままに学歴を詐称し、大卒者であることを隠して日本で働くアインは、単純労働の繰り返しの果てに、ひとつの事実に気づく。彼女の将来の可能性は、もうどうしようもないほどに行き詰まってしまっていた。



米国国務省によって、制度を悪用した強制労働の存在を指摘されるなど、さまざまな視点から問題が提起されている日本の技能実習制度。本書では、行き詰まる実習生たちの挫折と再起を描く「小説」と、ベトナムで教鞭をとる著者自身の手による「解説」という両面から、技能実習制度の本質が描かれる。



一時の金銭と引き替えに、技能実習生たちは何を失うのか。そして、日本という国の将来に、技能実習制度はどのような影響を及ぼしていくのか。ベトナムで元・実習生の再教育に携わってきた著者の紡ぐ物語と解説が、日本の「いま」を明らかにする。





■映画『縁の下のイミグレ』原案作品



実写映画『縁の下のイミグレ』(なるせゆうせい監督作品、2023年公開)原案作品。映像を通して、本書が提起する技能実習制度の問題をより深く理解できる。





■目次



  はじめに

  主な登場人物



第1部 碧い空の上。tr?n b?u tr?ixanh.

  解説Ⅰ アインの決断──ベトナム技能実習生

  解説Ⅱ 技能実習制度──「現実」の歪み

  解説Ⅲ 「問い」から見えるもの

  解説Ⅳ 呪縛



第2部 碧い空の中。tr?n ???ng ??n b?u tr?ixanh.

  解説Ⅴ 行政書士と在留資格制度

  解説Ⅵ 「ベトナム人犯罪」

  解説Ⅶ 評価されるキャリア

  解説Ⅷ 技能実習制度の歪み、その正体。あるいは、文化資本のギャンブル的変容。



第3部 碧い空の下。d??i b?u tr?ixanh.

  解説Ⅸ 在留資格制度における〈実務経験〉と〈上陸拒否期間〉 

  解説Ⅹ 評価されるキャリアと日本の実像

  解説? 日本の「簿外債務」=負の社会関係資本


<

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top