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灰と光に晒されて
白樫の家から、振り返る似姿の
白さも、いまは、雪道に?き消され
壺は、ひそかに
空洞のまま、満たされ
透ける火が行く手をひらく
(「透ける火」)
「生まれた家の跡に立つと/背中を押す陽射しがあって/踏みなさい/銀の音するひかりを刻んだ霜柱/地表を何度も、地名を何度も、塗り重ねて/街はできた」(「雪塚」)。高見順賞受賞の『空閑風景』から6年、待望の新詩集。装幀=清岡秀哉。
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