欧米の隅々

欧米の隅々

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出版社
素粒社
著者名
市河晴子 , 高遠弘美
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2022年10月
判型
四六判
ISBN
9784910413082

渋沢栄一の孫にして、稀代の文章家であった市河晴子――その代表的著作である『欧米の隅々』(1933)『米国の旅・日本の旅』(1940)から一部を精選。注・解説・年譜・著作目録等を付す。

編者は、フランス文学者でプルースト『失われた時を求めて』個人全訳刊行中の高遠弘美。



没後およそ80年を経てよみがえる、激動の世界を巡ったひとりの女性の、弾むようないきいきとした旅の記録。



【推薦文】

常識を鵜呑みにしない精神の柔軟さと驚くべき観察眼。

対象の弱みを鋭く突いてなお嫌味にならない毒のあるユーモア。

緩急自在の文体で描かれる、?溂とした知的な道中のなかで、

いま、「隅々」という新しい言葉の地誌が生まれる。

――堀江敏幸

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