きみが忘れた世界のおわり

きみが忘れた世界のおわり

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出版社
講談社
著者名
実石沙枝子
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2022年10月
判型
四六判
ISBN
9784065293225

Apple Books 2022 今年のベスト(デビュー部門)

芸術を通して死者と向き合うといった普遍的な取り組みに、
死者視点の二人称と、さらにはSF的な趣向を加えた技巧的な意欲作。――宮内悠介

記憶喪失、アップデートされる幻覚、さらに夢を用いながら大切だった人を思い出していくという、とても凝った造りの作品で強く惹きつけられた。ーー薬丸岳


完成間近の卒業制作を教授に酷評された木田蒼介は、自分の過去――交通事故で亡くした幼馴染・河井明音をテーマに作品を描き直すことを決める。しかし、蒼介は彼女にまつわる記憶を完全になくしていた。明音に関する情報を集めるうち、蒼介の思い描く明音像を投影した幻覚・アカネが現れる。蒼介は、徐々に失われた記憶を辿っていく。

第16回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

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