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“商品”として世界中で取引された
謎の薬草・コンタラエルハを求めて、
人々の希望と欲望が世界を横断する。
江戸末期の蘭方医学書にその記載を残す昆答刺越兒發(コンタラエルハ)。毒消草を探し求める人々の希望と欲望が世界を横断する。15世紀から現代に至る500年におよぶ時間とヨーロッパ―アメリカ―アジアを結ぶ広大な空間を越える旅の果てに辿り着いた人と植物との真の共生のすがたとは―?
昆答刺越兒發(コンタラエルハ)という名前は、スペイン語の「コントライェルバ」に由来する。コントラは「(毒を)無効にする」、イェルバは「草」。つまり「コンタラエルハ」は「毒消草」だったのだ。今は使われないこの薬草の痕跡を辿ると、同じ名前を持つ幾つもの植物が現れては消え、香辛料や薬として世界中で取引される「商品」としての植物の資源化が浮き彫りになる。
徹底して植物を追い求めることで、自然と対峙し、共生することを思考する著者による異色の写真集。
渡邊耕一は、植物と共に夢見るための方法を教えてくれる。
ーアナ・ツィン(人類学者)
寄稿:アナ・ツィン
*日英併記
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