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近年,がん薬物療法の進歩によってがん患者の予後は著しく改善された。しかし,薬物療法に伴う多彩な腎障害は日常診療上の大きな課題となっている。がん患者の腎機能が薬物療法により低下すると,治療の継続が難しくなり,生命予後やがんの完全寛解率が低下する。また,そもそもがん患者は治療開始時にすでに腎機能が低下していることが多い。したがって,がん患者の腎機能を正確に評価し,がん薬物療法に伴う腎障害のリスクを正しく認識して回避することは,きわめて重要である。
本ガイドラインは2016年に初版が刊行された。その後の6年間で,新しく登場した免疫チェックポイント阻害薬や分子標的治療薬の使用機会が増え,それとともに腎障害の様相や対処法も大きく変わったため,本改訂版が作成された。項目数・ページ数ともに初版から大幅に増補され,がん薬物療法時の腎障害診療におけるあらゆる疑問に答える内容となっている。
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