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時代は昭和の終わりころ。叩き上げの畳職人孝平と志津の夫婦は齢八十を過ぎ、そろそろ人生の幕引きにかかっている。夫婦の三人の娘たち、長女の妙子、次女の律子、三女の京子はそれぞれ伴侶を得て独立している。静かに最期の日に向かっていく親の姿を見守る娘たち。向田邦子を思わせる筆致で昭和の家族をえがく表題作に、新しい生命の誕生を描く『待つということ』を収録する。
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