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【まえがき」※一部抜粋
制御工学の理解には,理論だけでなくその応用例を学ぶことが近道である.しかし,制御応用を念頭に置いた教科書はさほど見当たらない.本書は,このようなニーズに応えるべく,著者の経験を踏まえ,制御応用時に有用な基礎知識を纏めている.さらに,Pythonを活用した演習によって,制御工学の実践方法を習得することを目指している.
本書では,Python の導入と基本的な使い方を紹介した後,現代制御理論の基礎として,状態空間表現と伝達関数表現の関係,状態変換と正準形式,時間応答の計算,安定性,各種制御系設計の方法,ディジタル制御での実装について述べる.本書を通して制御理論的な解説は最小限にとどめており,応用時に必要となる内容に重きを置いて記述した.本書では現代制御理論の設計方法を中心に記述しているが,制御応用時に必要なポイントには,古典制御も随所に盛り込んでいる.各章の最後には重要点をポイントとしてまとめ,章末問題で理解度をチェックできるようにした.
本書を通じて,理論と計算の両者をバランスよく修得し,応用に役立てて頂ければ幸いである.
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