イギリス・ベルギー・フランス編
人は装飾にどんな〈夢〉を見たのか――
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパ各地で展開されたアール・ヌーヴォーなどの装飾芸術の動向を、つくり手とパトロン、援助者、メディア、同時代文学との関係からとらえ直す論考集。
【目 次】
第一章 ウィリアム・モリスの両義性とアーツ・アンド・クラフツ運動 杉山 真魚
第二章 ベルギーにおけるアール・ヌーヴォーの発展土壌 白田 由樹
第三章 オルタの総合デザインと顧客層 小田 藍生
第四章 ヴァン・ド・ヴェルドの「新しき芸術」論と原始性志向 白田 由樹
第五章 世紀末フランス文学におけるエステットとコレクター像 辻 昌子
第六章 S・ビングとフランス式「アール・ヌーヴォー」の創成 白田 由樹
第七章 エルネスト・ボスクの『美術骨董事典』にみるコレクションの大衆化 辻 昌子
第八章 アンリ・ド・レニエ『真夜中の結婚』にみる一八九〇年代の創造と蒐集 辻 昌子
第九章 マルセル・プルーストの作品における室内装飾と芸術創造 平光 文乃
第十章 フランス世紀末の装飾趣味と文学のアール・ヌーヴォー 中島 廣子
コラム1 アール・ヌーヴォー建築の発祥地ブリュッセル 小田 藍生
コラム2 応用芸術と装飾スタイルの普及と交流 白田 由樹
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