地図をつくった男たち

角川ソフィア文庫

地図をつくった男たち

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出版社
KADOKAWA
著者名
山岡光治
価格
1,144円(本体1,040円+税)
発行年月
2022年10月
判型
文庫
ISBN
9784044007188

地図作りに全力を傾ける男たちがいた。深山に分け入り、森を渉猟し、1か月を超える野営を繰り返しながら、土地を測り続ける。戦時には大陸へと渡り、仲間を失いながらも測量を行った。明治維新前夜から、国土地理院の前身である参謀本部陸地測量部の時代まで、彼らによって近代日本の基盤が築き上げられてきた。元地理院技官の著者が、その足跡を丹念にたどる。知られざる日本の地図製作と、名もなき技術者たちの奮闘の記録。

【目次】
はじめに
第1部 維新前夜から維新直後の地図作り
 第1章 明治維新前夜の地図測量技術
 第2章 陸軍省最初の測量技術者・福田治軒
 第3章 沼津兵学校から巣立つ地図測量技術者
 第4章 傑出したテクノクラート小野友五郎
 第5章 開拓使測量を担った測量技術者たち
 第6章 もうひとつの日本全図――勧農局地質課に集った技術者たち
 第7章 外国人の湯治行きを阻止した測量師
 第8章 明治期の地図作りへと向かう地図方
 第9章 測量標石の始め
 第10章 使われなかった日本で最初の水準点

第2部 陸地測量部の地図作り
 第11章 「美しさ」から「正確さ」へ――犠牲となった「かきたてるもの」
 第12章 未踏の高山を目指した明治期測量隊
 第13章 測量登山黎明期――登山家ウェストンのころ
 第14章 劔岳登頂は柴崎芳太郎に何を与えたか
 第15章 戦場に送られる即席測図手たち
 第16章 報告書に見る技術者たちの日常
 第17章 文豪と地図
 第18章 測量標石に残された思い
 第19章 友の血で描かれた地図が、赤い焔と化して消えていく
 第20章 職人技のドイツ式地図から合理性追求のアメリカ式地図へ
おわりに
参考文献

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