江戸の書画 うつすしごと

江戸の書画 うつすしごと

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出版社
生活の友社(中央区)
著者名
成田山書道美術館
価格
3,080円(本体2,800円+税)
発行年月
2022年10月
判型
B5
ISBN
9784908429347

成田山書道美術館で2022年10月22日〓12月18日に開催される「開館30周年記念 江戸の書画─うつすしごと」展の公式図録。江戸の能書や文人、絵師たちの写す仕事を紹介する展覧会です。

〈以下、展覧会内容詳細〉
 書も絵も、そのいとなみの中心は「うつす」ことと言えます。古人の名跡を臨書し、父祖や師の筆跡を手本に学ぶ。風景や人物、花鳥、身辺の出来事を描き留める。うつすことは学習であり、時間や距離を超えた伝達を可能にする記録であると同時に、書き手、描き手の意志を伴った創造的な活動でもあります。写したり搨(うつ)したりすることによって、持ち運ぶことのできない景色や、秘筺に収まる名品を見ることができます。つまり、“写し搨(うつ)す”ことで、“移し遷す”ことが可能になるのです。
 江戸時代になると、書においては法帖の輸入と制作が盛んになり、日中古今の名筆を搨した墨帖が大量に出版されました。絵では四条円山派のように写生を重視する姿勢が確立されるとともに、花鳥などの図譜もたくさん編まれます。
 塙保己一の『群書類従』や松平定信の『集古十種』のような歴史や博物、文学などの同種のものの分類・編集も盛んに行われているように、江戸時代は、「うつす」時代といってもいいかもしれません。

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