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子どもの読書をめぐる状況は変化してきています。学校読書調査でも,マンガが原作の本が多く読まれている一方,子どもと本の出会いの場である学校図書館ではいまだマンガの収集・提供が進んでいません。
本書は「学校図書館になぜマンガが必要か(理論編)」,「マンガをめぐる状況」,「学校図書館のマンガ導入」,「アメリカの学校図書館と日本のマンガ」,「アメリカにおけるグラフィックノベルをめぐる状況」,「学校図書館に段階的にマンガを入れる」の6つの章を通じて,学校図書館にマンガを導入する意義を解説しています。また,「補遺」として,学校司書配置の現状を述べ,学校図書館の今後の課題を論じています。
海外でも高く評価されているマンガをぜひ学校図書館の蔵書に,と訴える一冊です。
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