REKIHAKU 007

特集:歴史の「匂い」

REKIHAKU

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出版社
文学通信
著者名
国立歴史民俗博物館 , 小倉慈司 , 高田貫太
価格
1,200円(本体1,091円+税)
発行年月
2022年10月
判型
A5
ISBN
9784909658913

国立歴史民俗博物館発! 歴史と文化への好奇心をひらく『REKIHAKU』!

いまという時代を生きるのに必要な、最先端でおもしろい歴史と文化に関する研究の成果をわかりやすく伝えます。



第七号の特集は「歴史の「匂い」」。

史料的に「匂い」そのものが残ることはほぼありません。なので歴史を語る上でしばしば忘れられがちになります。ですが考えてみると、においのない人間はいませんし、歴史もまた「におい」とは切り離せません。ここからどう歴史と社会を考えていくことができるでしょうか。



「匂い」によって呼び起こされる記憶は、文字や音声以上に鮮やかですし、「匂い」は記憶と深く結びついた存在です。また排除や一体感の醸成と「匂い」は深い関わりがあります。



日中韓で「におい」「かおり」はどう表されてきたか。縄文時代の「匂い」はどのように想像できるか。古代史の史料から五感の役割を見出せるか。ヘビースモーカーであった宣長とニオイ。近代日本の「臭気」と差別。火葬場の臭い。沖縄戦の陸軍病院壕内の「ニオイ」は再現できるのか。韓国文学の至宝、朴婉緒の小説のなかの「匂い」と「復讐」とは……。ここで取り上げるテーマは多岐にわたります。「匂い」が内包するさまざまなテーマから、歴史、社会を考えます。



特集執筆は、方国花/山田康弘/三宅和朗/天野真志/吉村智博/山田慎也/上地克哉/斎藤真理子/小倉慈司。



特集以外の記事も、好評連載・鷹取ゆう「ようこそ! サクラ歴史民俗博物館」、石出奈々子のれきはく!探検ほか、盛りだくさんで歴史と文化への好奇心をひらいていきます。



歴史や文化に興味のある人はもちろん、そうではなかった人にもささる本。それが『REKIHAKU』です。年3回刊行!



カバー●橋爪 彩「les amies」2016

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