農薬や肥料を使わず、土の中の微生物、まわりの草や虫などの働きを生かして米や野菜、果物などを育てる自然栽培。青森県の木村秋則さんが40年余り前に無農薬・無肥料でリンゴ栽培を実現したことから、より安全な作物づくりをすすめる農法として話題になり、各地にさまざまな形態で広がりつつあります。
JAはくいでは、2010年から羽咋市と連携しながら自然栽培事業を導入。のと里山農業塾を開催したり、のと里山自然栽培部会を設けたり、自然栽培農産物の学校給食への調達をはかったりしています。
2021年5月、農水省から急遽「みどりの食料システム戦略」が打ち出され、農業の環境への負荷を下げる動きが内外から求められています。そこで本書では、のと里山農業塾の取り組みをもとに自然栽培を推進している組織・団体の協力を得ながら、作目・品目ごとに自然栽培の取り組み方を具体的にわかりやすく紹介。写真、図表を多用し、野菜、米、果物の育て方がわかる自然栽培の手引書、入門書となっています。
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