句集 深雪晴

句集 深雪晴

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出版社
文学の森
著者名
伊藤 幹哲
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2022年9月
判型
四六判
ISBN
9784867371060

「北斗賞」は文學の森が主催し、40歳までの俳人を対象とする賞です。
俳句の未来を切り拓く若い俳人を輩出することを目的とし、12回目となる今回は39篇の応募がありました。
選考委員は、「ホトトギス」主宰・稲畑廣太郎、「秋」主宰・佐怒賀正美、「海」編集長・日下野由季の3氏が務め、受賞作は文學の森から句集として出版されます。
著者の伊藤幹哲(いとう・まさのり)氏は宇都宮市在住、大正11年創刊の俳句結社「馬醉木」に所属して日々研鑽を積む34歳、二児の父でもあります。

白日へまばゆき鷹を放ちけり
挨拶はなし春闘の席に着く
月のいろ宿す金魚を掬ひけり
踏台の子と歯を磨く夜涼かな
秋燕や光あつめて出す棺

「私は、俳句形式としての有季定型切字の可能性を深く信じている。自らの心の動きを表現するにあたって、生涯をかけて追究していくべきことだと思っている。俳人は十七音の世界の中でどこまでも自由なのだから」(本書より)

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