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本書は、自閉スペクトラム症(ASD)を持つ成人とその傾向を持つグレーゾーンの成人の「対人不安」を理解することを目指す心理臨床学的研究の成果である。先行研究の詳細なレビューを踏まえて、質問紙調査によってASD傾向者の対人不安の全体的特徴を見た上で、面接調査によってASD者・傾向者一人ひとりの語りから対人不安をめぐる体験のエッセンスを描出し、考察する。また、その語りの内容とバウムテストの結果との関連についても検討する。こうした当事者の主観的体験に注目した研究を通して、ASD者・傾向者の対人不安の非定型性が明らかになり、そこからは独特の「自己意識」のあり方が見えてきた。
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