ヴェールを剥がされたショパン。
即興するショパン、教えるショパン、
恋するショパン、お洒落なショパン、商売上手なショパン。
その矛盾に満ちた素顔が、さまざまな証言によって明かされる。
青柳いづみこ(ピアニスト・文筆家)
著者アダム・ザモイスキは、当時ショパン本人を支援していたポーランド貴族の末裔。ロンドン在住の歴史家・著述家で、これまでに2冊のショパンと14冊のポーランド史に関する著作がある。本書はショパンを社会、政治、貴族を中心とした人間関係の中でとらえ、ジョルジュ・サンドとの関連も興味深く、珍しい原資料が扱われている好著である。
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