現代における農山村での生活の実態とこれからを考える1冊。
1998年刊行『現代農山村の社会分析』の続編。九州地方での新たな社会調査結果を加え、前著同様に、
生活構造概念を方法論的に採用し、西日本農山村の変化の諸相を分析。
過疎農山村を取り巻く環境について、4つの課題を設定。
1.人口と世代の再生、2.社会関係の維持、3.生活範囲の拡大、4.生活基盤の維持これらの課題設定に基づき、
大分県の一山村において、継続的に社会調査を実施。
地域集団への参加のあり方や地域意識についてはもちろんのこと、家族や世帯の縮小、
車社会化など移動範囲の拡大、過疎農山村での生活の意義など、過疎農山村での生活の変化や問題意識を
多面的に分析した。
さまざまな環境の変化にともなって、不安感が高まっていきながらも生活を維持しようとする過疎農山村の人々の、
課題と未来のあり方を示そうと試みる。
【執筆者】
高野和良、山本 努、ミセルカ・アントニア、徳野貞雄、松本貴文、吉武由彩
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