英文学者がつぶやく英語と英国文化をめぐる無駄話

英文学者がつぶやく英語と英国文化をめぐる無駄話

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出版社
平凡社
著者名
安藤聡
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
2022年10月
判型
四六判
ISBN
9784582839128

鴻巣友季子さん推薦!
時空間を自在に旅するうちにイギリスの生活と歴史が「音」で見えてくる!
そこでは生と死の境すら一筋縄ではいかない。

試験に絶対出ないユニークな英単語、異様に長い地名、階級や地域と密接に結びついた発音の違い……。奇妙でユーモラスなイギリス英語から浮かび上がる、英国社会の今昔。含蓄の深さに唸り、ときどき爆笑、読みどころ満載の教養エッセイ!


<目次>
はじめに――英語とは何か

第1章 奇妙なイギリス英語の世界
虹の覚え方、あるいは薔薇戦争/最も長い英単語/試験に絶対出ない英単語/蝶と蛾――単語の「境界」をめぐる比較文化/スプーナーとスプーナリズム――言い間違いが生み出す笑い/英語の辞書に関する無駄話三題
コラム 少年たちのための読書案内

第2章 一筋縄では行かない発音の話
クイーンズ・イングリッシュへの裏道/Estuary English――近頃の若い者の英語
コラム クールな発音、クールでない発音
英国の方言――デヴォン編/英国の方言――リヴァプール編

第3章 英語で旅する英国
英国の地名――イングランド編/英国の地名――スコットランド、ウェイルズ編
コラム 植えてはいけない帰化植物
ピーター・ラビットが残した風景――ビアトリクス・ポターと湖水地方/エクセター文学紀行/アルカディアは「理想郷」か
コラム 地球温暖化が伝統的ファーストフードに及ぼす影響

第4章 英国文化は英語表現に学べ
倫敦地下鉄広告――コピーに見る英国的ユーモア
コラム オクスフォード・コンマ
英国のスーパーストアに見る階級事情/ジョージ・オーウェル的紅茶道
コラム 紅茶文化の衰退
TownとCityはどう違うのかという話/映画に見る英語表現――『ラヴ・アクチュアリー』/ミスター・メンとリトル・ミス――英語キャラクター絵本の人気シリーズ/書店をめぐる日英比較文化論

おわりに――英語の不規則性など

<著者プロフィール>
明治学院大学文学部英文学科教授。東京都出身。明治学院大学文学部英文学科卒業、同大学院博士後期課程満期退学。博士(文学)(筑波大学)。愛知大学教授、大妻女子大学教授を経て現職。おもな著書に『ウィリアム・ゴールディング──痛みの問題』(成美堂)、『ファンタジーと歴史的危機──英国児童文学の黄金時代』『ナルニア国物語解読──C.S.ルイスが創造した世界』『英国庭園を読む─―庭をめぐる文学と文化史』『ファンタジーと英国文化──児童文学王国の名作をたどる』(以上、彩流社)、『英国ファンタジーの風景(大妻ブックレット2)』(日本経済評論社)、『ジョンソン博士に乾杯──英米文学談義』『文学に飽きた者は人生に飽きた者である』『現実と言語の隙間──文学における曖昧性』(以上、共編著、音羽書房鶴見書店)など。

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