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ギリシア語およびデモティック(民衆文字)で書かれたパピルス文書から、古代の多文化社会の秩序を明らかにする。
ヘレニズム時代のエジプト社会では、民族的にも文化的にも混淆を深め、様々な法や紛争解決手段が並存していた。本書では、従来の研究で主に扱われてきたギリシア語嘆願書だけでなくデモティック嘆願書や和解宣誓書、各言語の裁判記録など、紛争解決に関連する740点余の法的資料を包括的に活用・分析し、多様な方策を戦略的に利用しながら紛争解決を目指す民衆たちの姿を明らかにする。同時に、古代エジプト社会がヘレニズムという文化・社会現象をとおして、いかなる変容を遂げたのかを示す。
巻末付録として、プトレマイオス朝期エジプトの嘆願書一覧を収録。西洋古代史研究者、エジプト史研究者必携。
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