Rp.+ Vol.21 No.4(2022秋)

ゼロから始めるせん妄対策・療養支援のはなし

Rp.+

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出版社
南山堂
価格
1,320円(本体1,200円+税)
発行年月
2022年10月
判型
B5
ISBN
9784525922245

保険薬局のみで勤務している薬剤師さんの場合,まさに意識障害や幻覚,興奮が現れている場面を目の当たりにする機会は少ないのではないでしょうか? 安全で十分な医療・介護を提供するうえで「せん妄」,および,患者さんに非協力的な行動や態度をとらせてしまう精神症状・行動症状がもつリスクや,積極的な対策の必要性を実感することはなかなか難しいはずです.しかし,高齢化が進み,高齢者施設や自宅で療養中の高齢患者が増えるとともに,実際には数多くの事例が生じ,適切な療養環境を保つうえでの大きな障害の一つとなっていることは想像に難くありません.
 一方で,せん妄は高齢者にのみ起こる現象ではなく,術後やアルコール多飲のほか,新型コロナウイルス感染症で高熱が出た場合などでは,比較的若年の患者でも生じます.「せん妄」といえば高齢者,…という安易な知識ではなく,キホンに立ち戻って正しい情報を整理する必要があります.本書では、「せん妄」の基礎知識や、せん妄を回避できるようリスクの確認,また予防と対策を解説.実践編ではさまざまな場面で対応を学びましょう!

〈主な内容〉
[基礎知識]せん妄ってなに? なぜ注意が必要? 介入するメリットは?
1.せん妄がもたらすリスクを知る
2.せん妄って,どんな症状?

[入門編]せん妄・せん妄リスクを察知するアンテナを張ろう!
1.どんな人が/どんなとき,せん妄になりやすい?
2.「これって,せん妄ハイリスク?」と思ったときに知っておきたいこと
3.おさらい! せん妄ハイリスク薬とそのはたらき
4.薬局で! 在宅で! 高齢者施設で! せん妄への介入につながる聞き取り・情報提供のちょい足しワザ
5.ガイドラインに学ぶ! 領域・場面別 せん妄の捉えかた

[実践編]在宅・施設・みんなで取り組む! せん妄対策
1.せん妄予防に向けた「せん妄ハイリスク薬」の評価と調整
2.せん妄予防と事故回避のための環境づくり
3.薬物療法? 非薬物療法? せん妄治療のイロハ
4.地域で,チームで,せん妄患者さんをケアしよう

[実践編]ケースで学ぶ! 薬剤師とせん妄
[case 1]在宅編:緩和領域でみられるせん妄 
[case 2]在宅編:高齢者でみられるせん妄
[case 3]薬局編:薬局対応でみられるせん妄
[case 4]入院編:疼痛に対する介入で改善がみられるせん妄
[case 5]入院編:アルコール離脱によるせん妄の予防
[case 6]入院編:鑑別が難しくせん妄と疑われていた症例

▽連載
最近のコクシ/プレイバック物化生/ハマゾン/漢方検聞録

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