おんなの花見

文春文庫

おんなの花見

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
文藝春秋
著者名
宮本紀子
価格
781円(本体710円+税)
発行年月
2022年10月
判型
文庫
ISBN
9784167919481

訳あって離縁したお雅が営む「旭屋」。夕餉の献立に困ったおかみさんたちの間で、持ち帰りのお菜をたっぷり揃えた見世は評判を集めている。

けれど、お雅には最近悩みがあった。長屋の差配が見世先に立って、お菜を求めるおかみさんたちを「女房だろ、母親だろ、なぜ自分で作らない」と説教するようになったのだ。おかみさんたちの足は遠のき、せっかく拵えたお菜も余ってしまう。そんな矢先、差配の内儀が体調を崩してしまい……。(収録作「はるいわし」)。

気難しい差配や常連客の色恋、そして元亭主や母親との関係に悩まされながらも、お雅は旬なお菜を拵え、「旭屋」を逞しく切り盛りする。江戸をめぐる四季と人間模様を丁寧に描いた、心温まる時代小説。

<収録作品>
お菜を買いに来たおかみさんを叱る差配。どうすれば?「はるいわし」
お花見の季節。常連客の色恋沙汰に巻き込まれ……「さくらのうたげ」
町でにわかに流行る「大食い競べ」、勝負の行方は?「おおぐいくらべ」
秋が深まる中、お雅の元亭主が見世にやって来た!「きくかほる」
正月早々、料理茶屋の大女将である母親が訪ねてきて……「さとのあじ」

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top