月夜の羊

文春文庫

月夜の羊

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出版社
文藝春秋
著者名
吉永南央
価格
660円(本体600円+税)
発行年月
2022年10月
判型
文庫
ISBN
9784167919429

計75万部突破、人気シリーズ第9弾!
助けを求めているのは、いったい誰?
一枚のメモが謎を呼ぶ。

コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む杉浦草は、
秋のある日、日課の散歩の途中、
<たすけて>と書かれた一枚のメモを拾う。
折しもその日の夕方、紅雲町では女子中学生が行方不明に。
メモと関連づけ、誘拐・監禁を視野に警察も動き出すが、直後に少女は家出と判明、メモの件は放置される。
腑に落ちないお草は周辺をあたり、独居の老女が自宅で倒れているのを発見、救助する。
ところが数日後、留守のはずの老女宅に人の気配を感じて――。

助けを求めているのは、いったい誰なのか。
日常に潜む社会のひずみを炙り出しつつ、
甘いだけではないお草さんの言葉が、
読む人の背中を押してくれる吉永南央の大人気シリーズ。

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