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ビジュアルとデザインを切り口にした、これまでなかった京極夏彦ファンブック!
京極氏の小説は妖怪や魑魅魍魎が登場したり、科学や理屈では説明できない不思議な出来事があったりと、「見えないもの」が描かれることが多い。その不可視の世界を、いかに「本の顔」であるカバーに落とし込むのか。様々な京極本のカバーを集めて紹介し、その課題に取り組んだ編集者やデザイナー、イラストレーターなどのコメントを掲載。
イラストあり、立体造形あり、古典絵画あり、コミックタッチありとバリエーションは豊富。ハードカバー、ノベルズ、文庫、分冊文庫など、一つの作品が版を変えて刊行される際の見せ方の違いも比較できる。また、京極作品はその分厚さや独特の言葉遣いから想像されるイメージに反し、実はとても読みやすい。その読みやすさをもたらす「版面デザイン」の秘密にも迫る。
このほか、京極氏自身が描いた妖怪画や挿絵、近年取り組んでいる怖〓い絵本やコミカライズ作品など、様々な形でビジュアル化された京極作品を紹介。京極ファン必携、京極作品に興味はありつつ、分厚さに尻込みしていた方は入門ガイドとしてどうぞ。
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