取り寄せ不可
ずっと純潔を守ってきたのは、
彼への愛を断ち切れなかったから?
モデルのクリスは滞在先のニューヨークで驚愕の手紙を受け取った。
疎遠になっていた従姉妹が突然亡くなり、
その一人娘の後見人にクリスが指名されているのだという。
急いで帰郷したクリスを、亡き従姉妹の夫スレイターが迎えた。
19歳のころ、クリスは恋人のスレイターに夢中だったが、
彼と従姉妹との親密な場面を目撃し、故郷を飛び出したのだった。
それから7年、懸命に彼を忘れようとしてきたのに……。
懐かしい屋敷で再会したとたんスレイターは嘲りの笑みを浮かべ、
冷ややかな声で言った。「きみはぼくに借りがある」
借りですって? 戸惑うクリスに、彼はいきなりキスを浴びせ……。
ペニー・ジョーダンは長い年月にわたりハーレクイン・ロマンスの第一線で活躍していました。65歳で天に召されてからも、その名声は高まるばかり。ヒロインの揺れる心情を余すことなく描ききった本作で、不世出の人気作家の驚異的な筆力をお確かめください。
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