人形と人間のあいだ

取り寄せ不可

出版社
NHK出版
著者名
菊地浩平
価格
880円(本体800円+税)
発行年月
2022年9月
判型
A5
ISBN
9784149110615

不思議で多彩な「人形」の世界をのぞいてみると、人のこころが見えてくる

科学・合理主義全盛の現代において、なぜ私たちは、生命をもたないはずの人形やぬいぐるみに話しかけ、粗末に扱うことに後ろめたさを感じてしまうのか。なぜ実在しないバーチャルアイドルに親密さを感じ、目の前にいるかのように行動するのか。
人形劇の人形や着せ替え人形、ぬいぐるみといった定番のものから、呪いの藁人形、ラブドールといった異色の人形、さらにはバーチャルアイドルやアバター、アンドロイドなど最新のテクノロジーと結びついた存在まで、古今東西の多種多様な人形にまつわる文化現象を取り上げ、人形と私たち人間との関わりについて考察していく。
「人形とは何なのか」――本書はこの問いから始まるが、人形についてさまざまな角度から考えることを通して、私たち人間の心理の多様さ・複雑さについて探求を進めていく。

第1回 人形とは何だろうか
第2回 わら人形は、なぜこわいのか
第3回 動員された人形劇
第4回 なぜ、テレビは人形を必要としたのか(前編)
第5回 なぜ、テレビは人形を必要としたのか(後編)
第6回 着ぐるみ学入門
第7回 大人たちはぬいぐるみを捨てるべきか
第8回 人形愛はアップデートできるか
第9回 リカちゃん、現代〈いま〉を生きる
第10回 初音ミクになぜ「がんばれ」と声をかけるのか
第11回 アバターと生きるこの世界
第12回 アンドロイドに尊厳はあるか
第13回 なぜ人形について考えるのか

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