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ドイツ・ロマン派の作家フリードリヒ・シュレーゲルの〈断片・断章〉形式による書記行為の現場に実証的研究で迫り、彼の美学思考そのものが、断章を書くという具体的作業と不可分に結びついていたことを明示する。最新のメディア文化学の知見に基づくことで、シュレーゲルの断章執筆を当時最先端の知識人の実践としてヨーロッパ人文学史の中に位置づけ、従来のロマン派研究を刷新する野心作。
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