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本書は、人口減少社会において都市構造を再構築する必要性とその実現方法を提案するとともに、現在までに実践されたイノベーティブなまちづくり事例を紹介しながら、その要諦を分析・整理したものです。著者は大学で土木工学を社会人で経営学を学び、2つの政令指定都市でまちづくりに携わった後、都市計画と経営学を融合した視点から社会人大学院の教員として現在活動しています。この実務経験と研究成果を本書にまとめました。まず、都市圏という視点から都市再編成の方向を一般論として整理し、大阪都市圏に焦点を当てて都市拠点形成のプロセスと現状、およびその評価について記述しました。次に、地方創生の実践例を紹介して経営学の視点から分析しました。これらを踏まえて都市経営の観点から民と公のミッションや役割を記述したうえで、都市に共通するまちづくり組織と地方自治体との公民連携が効果を生むための要諦をモデルフローとして示しました。
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