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テレビや雑誌で「奇跡の体操」と話題のきくち体操は、「動くことは、なぜ心と体によいのか」という疑問からスタートしました。
名前こそ「体操」とついていますが、きくち体操はただの体操ではありません。体に対する意識の向け方や考え方といった「心の習慣」があるからこそ、いくつになっても体をよくしていくことができるのです。
本書はそんな「心」の部分にはじめてスポットを当てた、いわば「読む」きくち体操です。
これまで、きくち体操のやり方を紹介した「体のエクササイズ」についての本はたくさん出版されてきましたが、この本では、
「なぜ、体を動かさなくてはならないのか」
「どうすれば、体をよくしていけるのか」
といった、「心のエクササイズ」についてまとめました。
同時に、年齢を重ねて感じるようになった体の変化について、そしてコロナ禍を通じて再確認した動くことの大切さなど、88歳になった著者が今いちばん伝えたい思いも綴っています。
きくち体操を知っている人はもちろん、知らない人でも、ぜひこの「特別授業」を受けてみてください。
何度も読み返したくなる、運動を超えた「生き方」を伝える一冊です。
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