民俗学 フォークロア編

民俗学 フォークロア編

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出版社
武蔵野美術大学出版局
著者名
加藤幸治
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2022年9月
判型
A5
ISBN
9784864631525

フォーク(人々)あるところに

かならずロア(物語)あり

それを見聞きし、記し、読み解き

みずからの発見/表現とするには?



フォークロアとは、フォーク(人々、ある集団)と、ロア(伝統的な知識や物語)を合わせた造語である。今やレトロなことばとなったフォークロア。しかし、伝統をただ重んじるのではなく、過去からあるものに意味を見出し、今を豊かにしようというまなざしがその根底にある。なぜか懐かしくて理想的。ロマンチックだけど、ちょっぴり怖くて蠱惑的。そんなフォークロアを引き受けながら、みずからの表現を模索する旅に出よう。





[もくじ]

はじめに



[フォークロアの三つの顔]

  ノスタルジア(郷愁)―フォークロアはなぜ懐かしいか

  ファンタジー(幻想)―フォークロアはなぜちょっと怖いか 

  フォーク・カルチャー(民俗文化)―フォークロアからどう生活を理解するか 



[わたしたちのなかのフォークロア]

  人体模型に見る身体観

  意匠の日本らしさ・地域らしさ

  自文化を探求し実践する

  生活を取り巻く道具ともの

  怪異とフォークロアの文学

  大災害を伝承する文学

  概念をかたちにすることばと造形



[これからの時代のフォークロア]

  フォークロアはものに宿る

  誰にも開かれた問いと表現



あとがき

各章を深める一冊

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