これから複素解析学を学ぶ人に向けて、基礎事項から丁寧に解説した教科書。初学者向けではあるが、直感的な理解や解釈のみに終始せず、厳密な証明を見せることで正しい理解へと導いていく。各節の終わりに問題を配置していることが大きな特徴。基本的な項目などを「例題」に、より理解度を深めるための「練習問題」を出題している。豊富な問題に取り組むことで、自然と複素解析学を身につけることができる工夫がなされている。
各章の内容は以下の通り。
第1章 複素数と複素数平面
第2章 複素数列と複素級数
第3章 複素関数
第4章 正則関数とコーシー-リーマンの関
係式
第5章 複素線積分
第6章 孤立特異点とローラン展開
第7章 複素線積分の定積分への応用
第8章 正則関数および有理型関数の性質
第9章 基礎事項の補足
本書と本気で向き合うことで複素解析学への理解が確実に深まる一冊である。
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