(「まえがき」より)
本書で論じる特別活動という教育領域は、集団活動を基盤とする学びであり、「主体的・対話的で深い学び」の実践そのものである。それゆえに、今、改めて人間関係形成に深く関与する特別活動の教育的な機能と子どもの成長・発達を支える役割について人々と共有し、その教育的意義の認識を拡充していきたいと思う。
コロナ禍の2年余り、全国の学校では特別活動の集会や行事等が思うように実施できない状態が続いたが、危機の時にこそ、特別活動の価値を知る教師たちは、続々とオンラインの研修会等で全国各地から次の言葉を発信している。
今こそ、特別活動が必要である
今こそ、特別活動の充実を!
前八王子市立浅川小学校の清水弘美校長をはじめとする本書の執筆者たちは、特別活動の有用性を信じ、特別活動が持つ力を未来につなげようと、学校内外で様々な取り組みを実践してきた。その思いを、これからの教育現場を支えていく若い世代に向けて届けたい。
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