これまで熊本大学大学院消化器外科学教室で経験した多くの症例の中から55症例を厳選し臓器別にまとめた記録。この中には、これまで報告がない極めて稀な病体、高度進行がん、究明が困難な重度炎症、重度合併症等の症例が含まれている。ガイドラインの範疇を越えエビデンスが少ない病状に対し、外科医が煩悶し、カンファレンスを通して治療方針を熟慮し、最善の治療を積み重ねていく過程とその結果が示されている。困難な病魔に遭遇し治療方針に悩む外科医にとって、この記録が治療方針を決めるうえで一助となり、最終的に患者さんの究明に寄与できると考える。
写真・図を多用し、「勝利のポイント」で、なぜそう判断し、その治療を選択したかを、「考察」で結果と改善点を示す。
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