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【あらすじ】
両親を亡くした少年・橘 夏樹(たちばな・なつき)は、
スペイン人の叔母・アルバとともに暮らすため、
古都・グラナダに引っ越してきた。
街に鏤められた柘榴のモチーフを探したり、
モスクを改築した大聖堂を訪れたり、
アラブ人街でプレゼントを探したり――。
アンダルシアの夏が、夏樹の心を輝かせ、弾ませる!
日本から1万1000キロメートル離れた異国にて。
少年は、
自分なりの生き方を見つけていく。
【舞台となる都市・グラナダとは?】
スペイン南部・アンダルシア州にある観光都市。
長い歴史を誇り、かつてはナスル朝グラナダ王国の首都でもあった。
今なお白い石壁の建築が残る旧市街地区や、
スペインルネサンス建築の傑作とも呼ばれるカテドラル(大聖堂)など、
異国情緒あふれる街並が魅力。
【作家情報】
福浪優子(ふくなみ・ゆうこ)
ハルタ・コミックグランプリ出身。2019年秋「ノウゼンカズラの家」でデビュー。
やわらかい筆致と美しい画面作りを武器に、日常の煌めく一瞬を切り取る。
本作『あかねさす柘榴の都』が初連載作品。
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