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時間的制約があり変化する現場で、人はいかに意思決定を行うか。消防隊員、チェスチャンピオンらの調査から、人の隠れた能力を照射する。 解説 本田秀仁===火事の現場についた消防隊長は、消火と救助のどちらを優先すべきか瞬時に判断できる。優れたチェスプレーヤーは、厳しい時間制限の下でも最良の一手を導き出せる。大きなプレッシャーがかかり複雑に変化する現場で、人はいかにして自分の経験を活かし、意思決定を行うか。本書は、消防士、集中治療室の看護師、軍指揮官、チェスプレーヤーなどを調査し、豊富なエピソードから意思決定のメカニズムの解明に努めた。合理的選択の陰で見落とされてきた「直観」や「経験則」に焦点を当て、ダニエル・カーネマンにも影響を与えた、認知心理学者による画期的研究。文庫化に際し、新たに「序文」を付す。 ===消防士はなぜ数秒で最良の選択ができるのか?ダニエル・カーネマンにも影響を与えた、認知心理学の画期的研究。===【目次】謝 辞 序 文 第1 章 意思決定に関する人間の隠れた能力 第2 章 消防隊から学んだこと 第3 章 認知に基づく意思決定モデル 第4 章 直観と意思決定 第5 章 メンタルシミュレーションの力第6 章 ビンセンズの撃墜 第7 章 メンタルシミュレーションと意思決定 第8 章 発想を転換する 第9 章 非直線的なアプローチによって問題解決する 第10章 見えないものを見る 第11章 ストーリーの力 第12章 メタファとアナロジー 第13章 真意を読みとる能力 第14章 チーム思考の力 第15章 論理的分析の力と論理主義の弊害 第16章 有能な者が意思決定に失敗するのはなぜか 第17章 結 論 監訳者あとがき 解説 直観から人間らしさを理解する(本田秀仁)参考文献・索引ほか
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