「絶対的な自律」を目指して――。
中世的な他律を脱した近世・近代的な自律をさらに超えて、外から与えられた何ものにも縛られることなく無礙自在に生きる「絶対的な自律」(ポスト・モダン)へ至る道を考究し続けた稀代の哲人・久松真一。
その哲学の核心を示す「無神論」「人間の真実存」「禅―近代文明における禅の意義―」「東洋的無の性格」などの論考にくわえ、自叙伝的エッセイ「学究生活の想い出」を収録。
解説=星野元豊/文庫版解説=水野友晴
※本書は、1981年に「法藏選書」として法藏館より刊行された書籍の文庫版です。
【目次】
無神論
人間の真実存
悟り―後近代的(Post-modern)人間像―
禅―近代文明における禅の意義―
東洋的無の性格
幽玄論―特に能における―
学究生活の想い出
〈解説〉無礙の生涯(星野元豊)
〈文庫版解説〉絶対的自律の実現(水野友晴)
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