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サイエンス――それは、この世の摂理と先人の英知に深くふれる旅。
たとえば不織布マスクから静電気について知ることができるように、
ものの「しくみ」や「はたらき」は身近ないろんなところから学べます。
理科がつまらない!なんて口が裂けても言えなくなる圧巻の400頁。
物理学というのは、自然現象について、できるだけ簡潔かつ普遍的な見方を見いだそう、という学問です。
たとえば、ニュートンが発見した万有引力を使えば、リンゴが木から落下する運動も、月が地球のまわりをまわる運動も、
同じ数式で説明することができます。これこそが物理の醍醐味です。
空の青さも海の青さも、虹の七色も、光の持つ「波の性質」によって、いっぺんに理解することができます。
氷がとけて水になることも、熱を与えることによる固体から液体への状態変化の一例にすぎません。
私たちの目の前で起きる自然現象は、ときに個人的であり、ときに一生忘れることのない特別な瞬間を与えてくれます。
そのかけがえのなさを個人的な体験として、詩的に、ロマンチックに表現することは、とても素敵なことです。
一方で、森羅万象に通じる統一的な説明を知ることも、この世の美しさを知るもうひとつの大事な方法であると私は思います。
これからお話しする「物理編」を通して、自然界の美しさを感じていただけたら嬉しいです。
(本書「なぜ空は青い? ~物理への扉~ まえがきにかえて」より)
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