古代歌喩表現史

古代歌喩表現史

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出版社
笠間書院
著者名
半沢幹一
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2022年9月
判型
A5
ISBN
9784305709677

『万葉集』や『古今集』などの和歌を中心に取り上げ、歌(和歌)における比喩のあり方を独自の視点で問い直す一冊。

著者は「歌という比喩、あるいは歌における比喩」を仮に「歌喩」と呼び、具体的な事例を挙げながら様々な技法やそれらがどのように歌全体の表現を形作ってきたかを探ります。



和歌独自の技法とされてきた「序詞」や「見立て」、「歌語」などから、逆に和歌では敬遠されたという「擬人法」まで。

それぞれの技法を解説しながら、和歌と比喩がどのように切り結びながら表現を成立させていったかの表現史を辿ります。



【目 次】

まえがき

第一章 万葉歌喩表現

 第一節 直喩表現 

 第二節 擬人表現(一)

 第三節 擬人表現(二)

 第四節 序詞表現

第二章 古今歌喩表現

 第一節 仮名序の歌喩観

 第二節 直喩表現

 第三節 擬人表現

 第四節 見立て表現

第三章 歌喩語表現史

 第一節 「よどむ」喩

 第二節 「火」喩

 第三節 「宿」喩

 第四節 「心」喩(一)

 第五節 「心」喩(二)

 第六節 「かく」喩

付 章 上代散文比喩表現

引用・参照文献一覧

あとがき

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