特集:「教室」のなかの文学
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昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。年2回刊行。論文・研究動向・研究展望・書評・新刊紹介を収録。
昭和文学研究第85集目次
自由論文
戦時下における〈人種〉と〈精神〉
─久生十蘭「最後の一人」論─ 脇坂 健介 ( 1 )
植民者二世の記憶と「故郷」─日野啓三「無人地帯」論─ 崔 高恩 (16)
特集 「教室」のなかの文学
丸山眞男の「である」と「する」/李琴峰『生を祝う』の「自然」と「制度」
佐藤 泉 (32)
高等学校新学習指導要領の問題系
─教室の中の「文学」の現在─ 木村 功 (47)
「わからなさ」に向き合うこと
─新学習指導要領と「国語科」をめぐって 竹本 寛秋 (62)
物語的想像力による共生成─文学の教育的意義─ 新井 正人 (76)
文学の授業と近代文学の享受
─文豪ブームを還流させる授業の模索─ 構 大樹 (91)
目と耳の対立─『夢十夜』「第一夜」の可塑的読解 國部 友弘 (106)
夜闇の蛍と雪の深さ、そして万緑の手触り
─国語教育現場における俳句読解の傾向について─ 青木 亮人 (118)
「文学」と「受験」
─日本統治期台湾の日本語=国語授業からはみだすもの 和泉 司 (132)
〈沖縄〉を教える
─沖縄県の国語科副読本をめぐって 村上 陽子 (147)
研究展望
「教室」のそとの文学 島村 輝 (162)
コモンとしての「文学」 竹内栄美子 (165)
文学は役に立つ教材 山下 真史 (168)
新学習指導要領と中学生、高校生の読書 大橋 崇行 (171)
文学館・記念館の役割 影山 亮 (175)
アーカイブの行方 庄司 達也 (178)
「大江健三郎文庫」(仮称)の未来に向けて 村上 克尚 (182)
石川淳研究の今後に向けて 山口 俊雄 (185)
転向研究の新展開 内藤 由直 (188)
佐藤春夫展の台湾開催に関わって 河野 龍也 (191)
『張赫宙日本語文学選集』の刊行意義と今後の研究課題等について 白川 豊 (194)
研究動向
山川方夫……………………… 大國眞希 (197) 向田邦子……………………… 山口みなみ (
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