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★ 理論に基づいたトレーニングメソッドで
最高のパフォーマンスを発揮する!
★ 柔軟性を高めて
しなやかで大きな動きを実現する。
★ 反応スピードを上げるための
認知・判断力を向上させる。
★ ケガ防止&疲労回復に必要なコンディショニング。
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
私はトレーニングの観点から
剣道のスキルアップを目指す指導を行っており、
全日本剣道連盟強化訓練講習会に携わっています。
剣道においても、20年ほど前から、
稽古だけでなく、さまざまなトレーニングを
取り入れるようになってきているのです。
私は職業柄、学生の運動能力測定結果を
検証する機会があるのですが、
剣道部員は漏れなく高い数値を出します。
全国レベルのトップ選手になると、
ほぼ全員が筋力や心肺機能など、
あらゆる測定で成績上位を
占めるほどの運動能力を示すのです。
しかし、たとえばトップレベルの運動能力を持つ学生が
稽古嫌いであれば、
剣道が上達しないのは
火を見るより明らかなのではないでしょうか。
私は、トレーニングを取り入れてはいますが、
トレーニングによって
強い剣士が育つとは思っていません。
むしろ剣道が上達するためには、
やはり稽古しかないとさえ思っています。
では、なぜトレーニングなのか。
基本的にトレーニングは、怪我しにくい強い体を
つくるためのものである、という位置づけです。
怪我しなければ稽古を休むこともありません。
また、強いだけでなく、持久力、
いわゆるスタミナをつけ、
疲れにくい体をつくることで、
稽古や試合に集中できるということもあるでしょう。
つまりトレーニングは、稽古を最大限効果的に行う
体をつくるために取り入れている、
といっても過言ではありません。
もちろん、トレーニングによる肉体的な強さや
瞬発力を獲得することで、
直接的に剣道のスキルアップに
つながることもあります。
ただし、その獲得した運動能力も、
剣道で行われる動作(踏み込みや足捌き、打突など)と
結びつかなければ
効果は半減してしまいます。
獲得した運動能力を最大限に活用するためには、
やはり稽古で技術を磨く以外ないのです。
本書を手に取った方は、剣道のトレーニングに
興味を持たれていることでしょう。
トレーニングで剣道の上達に必要な身体能力を獲得し、
より高みを目指すための一助となれば幸いです。
高橋 健太郎
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