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日米慶應の三重文化(Triculture)!
環太平洋的、文化横断的、脱領域的な理論を得て脱アメリカ的アメリカ研究を照射する。そして、福澤諭吉を起源とする文化融合の想像力を深化させる思索の記憶。
慶應義塾大学での最終講義「最後の授業」、著者のライフワーク「作家生命論」を収録!
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目次
序 論
最終講義の物語学
第一部
最後の授業〓慶應義塾とアメリカ
0. 序説〓最初の授業
1. ドーデ「最後の授業」と普仏戦争(一八七〇〓七一)
2. 「失われた大義」(the Lost Cause)と南北戦争(一八七〓〇七一)
3. キャプラ「スミス都へ行く」と負け戦
4. 福澤諭吉の環太平洋スペクトラム〓「痩我慢の説」と明治維新(一八六八)
5. 結語〓物語の瞬間
第二部
モダニズムと慶應義塾〓世界文学の曙
0. 序説 福沢諭吉の逆説
1. 慶應義塾のモダニズム前史
1〓1. 早すぎた碩学:大秀才トマス・サージェント・ペリーの失敗
1〓2. 三田文学の胎動:放蕩息子・永井荷風の成功
2. ガートルード・スタインとモダニズム最盛期
3. エズラ・パウンドの極東:ヨネ・ノグチ登場
3〓1. 世紀転換期のジャポニズム
3〓2. フェノロサ・コード
3〓3. 英語俳句の起源:甦る荒木田守武
4. バベル以後のモダニズム:ヨネ・ノグチから西脇順三郎へ
4〓1. エリオットは蕎麦を食すべし
4〓2. 国際詩人ノグチをめぐる論争
4〓3. 西脇順三郎または引用と翻訳の詩学
5. 結語 世界文学の曙〓西脇順三郎『ヨーロッパ文学』を読む
第三部
作家生命論の環大陸〓来るべきアメリカ文学思想史
0. 序説〓漱石、エマソン、ウェルズ
1. トマス・サージェント・ペリーの社会進化論的文学史
2.「作者の死」と作品の再生
3. トウェインとミレー〓円熟期の『晩鐘』
4. アメリカにおけるミレー神話
5. ポー、トウェイン、ウォン
6. 自己剽窃の効用、またはメタフィクションの進化
7. 結語〓『白鯨』を書く 二十一世紀
終 論
慶應義塾とニューヨーク
慶應義塾とアメリカ関連年表
Synopsis
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